2世帯同居で問題になりやすい生活時間の違い、生活観の違い、
音に問題などは、二つの生活が日常的に重なるような空間構成に
なっているためです。それぞれの生活を完全に独立した家と考え、
その二つの家が少しだけ繋がっている。という感覚の二世帯同居
なら、二世帯同居の問題点よりも、良さを存分に楽しめるのでは
ないかと考えます。
左右で住み分ける
クローズされた二つの暮らしの中間にあるニュートラルゾーンは、
自分が求めるときにだけ繋がる団欒空間です。いつでもすぐ隣にある
二世帯の団欒の場は、二世帯暮らしにしてよかったと思える憩いの場になることでしょう。
両世帯の憩いの場
趣味を満喫しながら静かに暮らしたい親世帯と子育て中でにぎやかな盛りの子世帯とでは、間取り、
インテリアの好みなど違って当然です。どちらかの好みに合わせてしまうことなく、それぞれが希望の
間取り、インテリアの家が作れるのも、左右完全分離タイプの二世帯住宅のよさです。
別々だから表現できるそれぞれの個性
親世帯子世帯
1階床面積57.2m270.0m2
2階床面積44.8m253.3m2
合計102m2(30.9坪)123.3m2(37.3坪)

1つの家の中で二つの世帯が独立して生活できるように生活ゾーンを完全に分離したタイプの二世帯住宅です。生活ゾーンは完全に分離してもひとつ屋根の下に住む家族が協力して生活できるようにいつでも行き来できる間取りになっています。

いつでも親世帯の健康状態を気遣え、いつでも孫の姿が垣間見られる、そして行きたいときにはすぐ行ける。ライトコートを通して思いやりの溢れる暮らしがはじまります。

家族のつながりを大切に考えた大空間の子世帯ゾーン。のびのびと、暮らしやすい活動的な暮らしにぴったりの間取りです。

二人の暮らしに余る程のスペースは必要ない。でも、年をとって杖をついたり、車椅子に乗ったりしても不自由のないゆとりのあるスペースは必要です。コンパクトにまとめながらもゆとりのある広さを用意しました。